非日常的な毎日
□7.やっぱり今日も変態
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校門に入った途端感じる
熱い視線に痛い視線
あたしの気のせいだろうか
すっごく胃が痛い
さらに校内へと入れば
飛び交うラブビーム
「こんな変態のどこがいいんだ」
「心配すんな、お前も変態だ」
「Σ一緒にすんな!!勘違いも甚だしいわ!!」
やめてくれ
マジでそれだけは耐えられません
同類なんてまっぴらご免だ
一緒にされるときこそ、あたしが終わるときだ
そして周囲の視線など関係なく、この変態は小さく笑い出す
確かにルックスはいいと思う
目の下の隈だって見慣れれば気にならないし、それをワイルドだと言う人もいるのだろう。ただあたしが言いたいのは
…………とびっきりの変態だよ
ってことだ
なんで皆気づかないのかな?
一緒に住んでみたらわかるよ
っていうか
誰か変わってくれえぇぇぇぇええ!!
あたしの渾身の心の叫びが誰かに伝わるはずもなく、過ぎていく時間
フラストレーションが1溜まるたびに上がっていく変態のテンション
人の不幸は蜜の味ってかコノヤロー