眞魔国
□紅き魔女
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「はぁ〜疲れた!!なぁコンラッド、なんか楽しいことないのかよ」
今日も、溜まったマ王の仕事に追われていた、この国の王、有利は文句ばかり言っていた
「ダメですよ、陛下。今日こそは仕事しないと、グウェンダルに怒られます」
「そうだぞ!有利。僕が婚約者として手伝ってやりたいが、それはマ王の仕事だからな!!」
相変わらず、婚約者を強調して言うヴォルフラムに苦笑をもらすコンラッド
「チェッ!なんかこう、楽しいことねぇかな〜」
そう話す有利の前に魔女は現れた
「陛下!!楽しいことは、ここに御座います」
そう言って入ってきたのは、紅き魔女マッドマジカリストと恐れられている、フォンカーベルニコフ卿アニシナだ
一瞬で、その場が凍り付いたようだった
「ゲッ!アニシナさん」
「なんなんだ!その横の物は!!」
魔力の無いコンラッドはクスクスと笑うばかり
「フフッ!遂に…遂に完成致しましたよ。
名付けて…仕事を変わりにやってくれる君2号!!!」