眞魔国
□チョコレートパニック
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「コンラッド〜」
有利が最初にチョコを
渡した相手は
「なんですか?陛下。」
「陛下って呼ぶなょ
名付け親」
いつもの決めゼリフを
交わした後
「あ…あのさ//
コンラッドは
今日が何の日か、知ってるだろ?」
「えぇ…
聞いたコトがあります。
たしかヴァレンタインデイ
でしたよね
好きな相手に
チョコを渡すという‥」
「おぅ!だから…これっ」
コンラッドの目の前に
バッと出された
有利の手の上には
キレイにラッピングされたチョコレート
「…これを‥私に?」
「変な意味じゃねーかんな!!日頃の感謝を込めて…カナ」
へへっと照れ笑いを
浮かべる有利を見て
この血盟城で
おちない者は、いない。
完璧にフリーズしてしまったコンラッドをよそに
有利は
「じゃっ
オレ忙しいから」
と走り去って行った。
その後も
有利は
ーヴォルフラム
「当然だ!僕は婚約者なんだからな///
へなちょこの割には
いい出来じゃないか//」
ーグウェンダル
「あぁ…すまない
ありがとう。」
この時
有利のほうが逆に照れてしまうほどの
グウェンダルの笑顔ときたら
改めて有利は
三兄弟は
やっぱり似てると
思った瞬間だった。