眞魔国
□ある日の訪問者
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とある日の眞魔国
いつものように
地球からスタツアしてやってきた
眞魔国第27代魔王陛下
こと
渋谷有利は
溜まりにたまった
書類の山を整理していた
「あ〜!もぅ!!
来て早々やっぱこれかよ」
と、いつものごとく
文句を言いながら
職務を行う有利に
「まぁまぁ陛下
それが終わったら
オレと(愛の)キャッチボールでも」
と
普段の爽やかスマイルで
有利の名付け親である
コンラッド
「このへなちょこめ!
魔王のくせに
お前が毎回
地球とやらに帰るからだろうが」
と
こちらでは
傍若無人なわがままプーこと
ヴォルフラム
「あぁ陛下…
その紙の上を走らせるペンを持つ指の先まで
お美しい」
と
いつも以上に汁を振りまいてるギュンター
と
中心人物一同が
この場に居た時だった
(グウェンダルはとぃうと
アニシナから逃走中)
そいつはやって来た
コンコン…
「しっ失礼致しますっ!」
そこに立っていたのは
毎日の頭の毛(ケ)アは
かかせない
ダカスコス
「有利陛下にご訪も…
ゴフッ」