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□最後に...
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5月4日 午後23時00分。
工藤邸、書斎。
「さぁ...始めようか」
ーーーーーー……
Trrrr...Trrrr...
コ「...あー...●●?ったく、何時だと思ってんだ...?」
《...工藤新一か》
コ「!?...誰だ!」
《●●●●は預かった。無事に返して欲しくば30分以内にうちに来い》
コ「何っ!?」
《お前を待つ間10分毎にこの女に危害を加える...急いだ方がいいぞ?ふははははっ》
コ「っ!!」
ブツッ! ツー...ツー...
コ「っのやろ!!」
急いで服を着替え、スケボーを引っつかんでバタバタと外に出た。
そこでハッとなる。
●●はどこに居るんだ...?
明確な場所も、ヒントも、犯人は言わなかった
ということはさっきの会話に答えが隠れているはずだ。
---●●●●は預かった。無事に返して欲しくば30分以内にうちに来い---
「うちに来い...?もしかして俺ん家か!?」
スケボーを走らせる。
今は23時...
もしも●●の家に居るんだったら親の名前とかも出してくるだろうし...情報が少なすぎて直感を信じるしかないけど...
23時30分。
自宅について、家の中を探す。
コ「●●!どこだ!!」
バンッ!と乱暴に書斎のドアを開く。
するとそこには、
書斎の真ん中で月の光を浴びて倒れている●●が居た。
コ「●●!!」
『..う゛っ...コナ、ン...』
コ「大丈夫か!誰にやられた!犯人は!!」
『......犯人、は...っ』
●●の言葉を待つ。
苦しそうな声と息遣いに、心配になる。
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