They made a promise by linking
□酒と嫉妬
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〜佑輔side〜
オレは楽しくアキちゃんと酒盛りしていた。もちろん、りゅーくんはいない。
「アキちゃーん? そんなに飲んで大丈夫?」
すでに相当な数の空き缶が転がっている。さすがに心配になってきた。
「だーいじょぶー」
「……すでに大丈夫じゃない気がする」
「へーき、そんなのんでねーし」
「平気な人はそんなに呂律が怪しくならないと思うんだけど」
「うっるさい!」
「はいはい、止めましょーね」
「ちょ、ゆーすけぇ」
うわ、どうしよう。今の名前の呼び方、ヤッてるときみたいだったんだけど。
そんなことを考えてたらヤりたくなってきた。すいませんね、ケダモノで。
「アキちゃーん。お酒より気持ちいいことしよっか」
アキちゃんが両手で持っていたビールの缶を取り上げる。
「やだ。酒かえせー」
「まさかの即答っていうね」
せっかく邪魔者のりゅーくんもいないのになぁ。
でも、アキちゃんが取り上げたビールに追い縋ってくるので、その腕を絡め取って、唇を合わせた。
「……んぅ」
とろんとした目が、最中の理性を飛ばした時の目を彷彿させた。
オレの唇を甘受してくれるそれは、少し冷たい。
はい、オレが理性飛ばしそうです。
アキちゃん、抵抗しないし。
いつもの癖で、自然と服の中に手を滑り込ませる。
びくり、とアキちゃんが体を震わせた。
…………ごめん、りゅーくん。
いただきます。
◆ ◆ ◆
「あぁっ、ゃん……んっ」
シングルベッドが軋む。
四つん這いになったアキちゃんがオレの下で喘いでる。
好きな子がこんなに乱れてて、興奮しない男はいないわけで。
オレは夢中でアキちゃんの中を突く。
「や、あぁあぁぁあっ」
前立腺を突いたらしく、アキちゃんの体が跳ねる。
あまりの可愛さに、その背中に舌を這わせた。
やっばい。りゅーくんに自慢したい。
してもいいかなぁ?
いや、もしメールなんか送ったら、その瞬間、来そうで怖い。
「アキ、ちゃん。顔……見たいっ」
そう言って、正常位に戻した。
バックも好きだけど、アキちゃんの感じてる顔を見るのも好きだ。
そうして、写真を撮る。
終わったら、りゅーくんに送り付けてやろう。
オレは再びアキちゃんに覆い被さった。
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