FT

□ナツグレ
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「…」

しばらく沈黙が流れる。

「ルーシィん家行くか、」

「ああ…」



珍しく意見が一致した二人は迷わずルーシィの家へ向かった。

「ルーシィ!!邪魔するぞ!」

「入るぞ」


「え…何で?焦」

二人は入ってすぐ、ルーシィのベッドに寝転ぶ。

「何で私のベッドで寝るのー!!?」

そんなルーシィを放っといてすやすやと眠りについて知らないふりをする。


「もーなんでまた今日に限って来るのよー」

冬の肌寒さに震えながらルーシィはソファに横になった。





朝ーまだ3時だというのにルーシィのベッドで寝るナツは目を覚ましていた。

「ん…」

ゆっくり目を開けると目の前にはまだ眠っているグレイ。

「グレイ…」

ナツはぎゅっとグレイを抱き寄せる。しかしグレイは何の反応も示さない。



しばらく抱き締めていたがグレイを見て口付けをした。

「んん、んっ」

グレイは口を塞ぐような口付けにナツの肩を押し返す。それに気付いたナツが口を離すと目を開いた。

「何してんだよ…」

口付けされていたことに驚きグレイは頬を染めて目を逸らした。

「何ってキスだろ?」

「何でんなことしてんだよって聞いてんだ!!」

「うるせぇ、ルーシィが起きんだろ」

突然大きな声を出したグレイの口を手で塞ぐ。

「ん、わはっはよ…」

状況を改めて理解したグレイはナツの動作に黙って頷く。口を塞がれているせいで思うように喋れない。


「ならいい、」

そういうとナツは手を離した。
「ん…」

しんとした時間が流れる。

「なぁーグレイ?」

唐突にナツはグレイを呼ぶ。

「なんだよ、」

グレイはナツの方を見て答える。


「俺、我慢できねぇんだけど…」

その言葉と同時に服を着ていないグレイを抱き締める。

「っあ?汗」

驚いたグレイは肩を跳ねさせる。しかし、ナツはそれを気にせず胸の突起に吸い付く。

「っ、止めろ、ナツっ…」

徐々にグレイの顔は真っ赤になっていく。

「あっ、あ…ナツ…ぅ」

「あんま声出すなよ、ルーシィが起きる」

素直に感じるがナツが我慢する様に釘をさしつつも突起を口に含み舌で愛撫する。

「っく、ぁ」

声を我慢しながらナツに足を絡める。自然とナツの足にグレイの自身が当たる。

「…誘ってんのかよ…」
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