FT
□ナツグレ
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「違っ…汗」
「こんなにして言うなよ…」
ナツは足に当たる自身に手を伸ばして揉みはじめる。最初はやわやわと握っていたがそれは激しくなり先端からは先走りが溢れていた。
「ば、ばかっ、止めろ…っ」
声を我慢するのが限界になったグレイは唇を噛み締めるが自信の刺激に時折甘い声が漏れる。
「んだよ、もう腰振って求めてるくせに…」
ナツの言葉にグレイが布団の中を覗くと確かに自分の腰は激しく揺れ、ナツが手を動かさなくとも快楽を得ていた。
「い、嫌だ…ぁ」
止まらない腰の動きに羞恥を感じ枕に顔を埋める。
「グレイもヤりたかったのか?」
ナツはにやりと馬鹿にしたように笑う。
「ばかっ、クソ炎ッ…」
「何がクソ炎だ、俺は火竜だ!!」
「ああっ、やめっ…ひぁっ」
ナツは自身の先端に爪を立てて尿道を刺激する。変な感覚に痛みを覚えるもののグレイの腰は止まらず快楽を求めていた。
「気持ち良いのか?」
「バカ、ちょっ…ぁあん!!」
口では否定しながらグレイは達した。だらだらと溢れる液体をナツは手ですくって舌で絡めとる。
「お前…止めろ…」
その様子を見て目を逸らすグレイに態と見せつけるように指を舐める。
「…っ」
赤かった頬が更に真っ赤になる。
「ははっ真っ赤だな、」
いつものようにニカッと笑うナツに少し安心する。それから頭を撫でられる。
時はもう既に朝日が上る時間になっていた。
「ナツ…」
「ん!?何か言ったか?」
「別に…」
グレイは言葉の最後を心の中で呟いた。
『好きだ…』