すまほ。

□♯01
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「あ、友哉これ」

「ん。」


悠は父子家庭だっだりする。

俺と悠は中学からの付き合いで、あの頃は給食というものがあったから、そんなに気にしてなかったが高校に入ると悠の昼飯はいつも菓子パンだった。
俺は両親共にいるが、朝早くから母親に弁当を作って貰うというのが申し訳なく自分で作っていたので、今では悠の分の弁当も作ってる。


「今日はえらい喜んでたよな、友哉の弁当」


そういえば紹介が忘れてた。
このチャラ男は青葉実。
一言でいうとヤリチン。
こいつ自身も変わり者だが、俺や悠と絡む珍しいやつ。
悠は誰構わず何でも言うから、同性からは苦手意識を持たれやすい。俺としては好都合なわけだが、初対面で「カッコいいですね、攻め?」と聞かれたときは開いた口が塞がらなかった。


「うん!あのね、友哉のオムライスはヤバイの!」

「ふーん、友哉くぅ〜ん俺も弁当、」

「死ね」


そういえば実は前に「何でそんなに女は抱くのに、男は抱かないの?」って聞かれてた。


「あそこの二人カップルかな…?」


悠、まずあそこのお二人はどちらも男性だ。
そして、声がでかい。
頭を軽く叩いたら頬を膨らませて睨んできた。
可愛いだけだよ、バカ


「俺の知り合いとか普通にホモカップルいるな」

「ウソっ?!」

「ほーんーとー」


また面倒なこと教えやがったぞ、コイツ。
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