すまほ。
□♯01
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「ねーねー、それってどんな人たち?」
目がキラキラしてる。
「んー、一人は西高のヤンキーで、相手は一回しか見たことなかったけど普通な感じの奴だった」
「不良×平凡かな平凡×不良の下剋上?!」
「いや、もしかしたらリバかも」
何でコイツはオタクでもないのにそんなことに詳しいんだ。
「毎晩毎晩どっちが上になるかの戦いが………」
「悠」
「何?」
まだ微妙に怒ってるな。
「今日飯作ってやるからその話は家でやれ。実も来んだろ?」
「じゃあ、お買い物しよ!」
「はいはい、行こーか」
悠はウサギっぽい。
嬉しいと目をキラキラさせてピョンピョン跳ぶ。
「って、悠ちゃん何してんの」
「手繋いでるの」
真ん中で歩いてた悠は両サイドの俺と実と手を繋ぎ始めた。
「何か家族みたいだね♪」
「うぇっ」
「実、殴るぞ」
「僕が子供で友哉がママで実がパパかな?」
確かに身長でいくと、そうなるけどな
「頼むからコイツと俺で想像すんのは止めろ」
「照れてる?」
「違うわ」
end