小説
□レッドさん観察日記
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「帰ってたのか」
「たまにはね〜」
俺の隣で紅茶を啜り、にこにこと笑顔を向けてくる彼は、随時音信不通で放浪癖があり、気が付けばいなくなっている、そんなある意味掴みきれない人間だ。
「トイレ借りるね」
「あぁ」
ついでだし、こいつの後を追い掛けて、日記にでも記そうと思う。行動パターンが読めれば心配することも減るだろうからな。
ジムの仕事?ちょっとくらいなら構わないだろ。
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