小説

□レッドさん観察日記
1ページ/5ページ



「帰ってたのか」

「たまにはね〜」

俺の隣で紅茶を啜り、にこにこと笑顔を向けてくる彼は、随時音信不通で放浪癖があり、気が付けばいなくなっている、そんなある意味掴みきれない人間だ。

「トイレ借りるね」

「あぁ」

ついでだし、こいつの後を追い掛けて、日記にでも記そうと思う。行動パターンが読めれば心配することも減るだろうからな。
ジムの仕事?ちょっとくらいなら構わないだろ。









次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ