New crescent

□エイプリールフール
1ページ/2ページ

ワンピース高等学校


そこは、いろいろな学科があり最近出来た高校の中では
文句なしのトコロだ。

普通科、看護科、保育科、製菓科、電気科、電子情報科……………
など、いろいろだ。





 『ナミー』

 「何?***」

 『あのさ……ナミ。』



意を決したように、顔を上げる。
そしたらナミは、だから何よ、と言って私の方をみる


今だ!




 『ナミのことがずっと嫌いだったの』

 「そりゃどうも」

 『本気だよ、ナミなんか大す…大ッ嫌い』

 「あたしもよ、***。大好き」


あぁ、ナミには通用しないのか………



 『分かってたの?』

 「今日、エイプリールフールでしょ?」

 『うん!ナミ、さっきの嘘だからね?大好きだからね?』

 「分かってるわよ!その言葉、彼に言ってあげなさい」


そういってナミが指さした方には、私の彼氏………ローが立っていた。



 『ごめんね、行ってくる!』




そう言って、走ってローの元へと行く




 「アイツはいいのか?」

 『話終わったから大丈夫、どうしたの?ロー』

 「あぁ、今日は一緒には帰れねェから一人で
帰れ」

 『…分かった!』

 「じゃあな、それだけだ」

 『うん、じゃあね』





「ぁ、ロー♪」

 「お前か…どうした」

「あのねー!ーーー」




なんだ、この男。
いや、仮にも私の彼氏だけど。
私の目の前で知らないケバい女の人と腕組んで歩いてるよ…
私だってまだ手を繋いだことないのに




 『っ…』

 「何アレ…気にしないのよ、***」

 『…うん。そうだね…!』





気にしない、だなんて無理だよ。

愛されてるって自信はあった
口では言わないけど、行動がそう言ってたから。


だけど、ソレは芝居でもできるんじゃないかな?
ローなら上手そうだよね。

だなんて考えてしまう私は、彼を信じていなかったってことなのかな……?
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ