Shooting star

□Shooting star...参
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あのドンチャン騒ぎからの開放

………と言うか、船員のみんなが酔い潰れて終わったの方が正しい。。。




生き残りは4人で…

ベポ・ペンギン・船長・オレだ。






ロ「チッ……おい雑用」

 『………返事しねェからな』

 「煌。返事してるよ」

 『っ!!!』

ロ「毛布持ってきて適当にばらまいとけ」

 『!!!』

ロ「オレは戻る……煩くしたらバラすからな」

 『お…おう』








驚いた。

船長っていがいと………優しい……?





ペンギンとベポが手伝ってくれて、毛布運びは特に大変じゃなかった。




 『…なぁ。船長って…以外と優しいのか?』

 「船長は優しいよ?」

 「優しくない船長に誰がこの危険な海をついていくか」

 『だよな……分かり辛い優しさだな』

 「分かり辛い……いや、それは違う」

 『?』

 「船長は、さりげない優しさ…だよね?」

 「あぁ。クルー思いのいい人だ」

 『ふーん……スゲェ信頼してるから、命預けてんだな』

 「そうだ。船長じゃなきゃオレは命を預けねェ」

 「うん」

 『……いいな、そういうの!』







本当に、羨ましいと思った。

久々に思い出した、あれほど大切だった親友の紅葉。
あいつ、元気かなぁ……
悲しんでくれてんのかなァ………



そんなことを思いながら、着々と皆に毛布をかけていく。




 「よし…もうこんな時間か」

 『っと……ペンギンにベポ!手伝ってくれてありがとな!』

 「いや」

 「困ったときは助けなきゃ!仲間だからね」

 『…ベポっ!!オレはお前が好きだぁぁぁあ!』

 「えぇ?!オレそんな気はないよ」

 『…わかってたが傷つくな』

 「いいから早く部屋に行け。あんまり遅かったら船長が怒るぞ」

 『あぁ!じゃあな!』
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