Shooting star

□Shooting star...七
1ページ/5ページ

『ありがとう!』





あの場面が頭から離れない
何故だ。なぜ離れない。




ロ「本当…きもちわりぃ」




なんなんだこの気持ちは。
オレにそっちの気はないぞ
いや…あるからアイツのことが気になっているのではないか?

イヤでも、オレは女にしか反応しない…


あいつ一体何者だ…





ロ「男に興味はねェ」

『お、おう』

ロ「あ…?」





急に返事が返ってきたことに少し驚き
前を向いた。
そしたらそこには悩みの種である煌がいるじゃないか。

とりあえず



ロ「…ルーム」

『え』

ロ「おまえが悪い」

『ぇ、ぇ…ぎゃあああああ!!』




ばらしておこう。






『なんなんだよ!まじで!』

ロ「お前が空気を読まねェからだろ」

『オレのせいか!呼びにきてやったのにオレのせいか!!』

ロ「ハッ…知らねェよ。余計なお世話だ」

『うぜぇー』





そう言うと生首は頬を膨らまし拗ねた
本当にお前が悪い。お前のタイミングがな。





『ロー…直してくれよォ』

ロ「!!!!」




なんなんだ、今のは!!!!
コイツは男だぞ!!!
何一瞬ドキとか言ってるんだ!!!

…いや、これは気持ち悪ィからか?




ロ「自力で戻れ」

『オレにそんな能力ありません』

ロ「チッ…」




こいつは…何か言えば言い返してきやがる
面倒くさい奴だ。
早く次の島へつかないだろうか。

とりあえずは直してやった。
うるさいからな。
うるさいから。





ロ「お前次の島でなにをするんだ」

『んー…特に考えてねェな』

ロ「誰かを救うんだろ」

『まぁ、そうだな』

ロ「そいつの居場所は」

『確か…白ひげ海z「白ひげだと!?」…』

ロ「白ひげ海賊団ってお前…どんなとこか知ってるのか」

『最強なんだろ』

ロ「お前の助けなどいらないはずだろ」

『いや、いるんだよ…きっと』




そう言って、黙りこむ煌
こいつは本当に何者だ…?
あの天下の白ひげ海賊団を助けるだと?




ロ「なら強くなれ」

『え?』

ロ「今の実力では誰にも勝つことができん」

『シャチに勝った』

ロ「シャチは論外だ」

『まぁ、次の島でどうにかしてみるよ!』

ロ「…この船で強くなれ」

『え』

ロ「船長命令だ」

『は…はい』





なぜあんなことを言ったのかはわからない
ただ、離したくなかった。


…まるで恋じゃねぇか


もういい、恋なら恋でかまわねぇ
男だろうが構わねぇ





ロ「離さなければいいだけだ」

 『え…』
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ