Shooting star

□Shooting star...八
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 「島がみえたぞーーー!!」


その声を聞いたクルーは突然叫びだした



 「酒だ酒ー!!!」

 「女ぁぁぁあああ!!」

 『オレも女だが』

 「「「お前は女じゃない」」」

 『失礼だな!!』



あの日、オレの性別が分かったとたん
皆は疑ってきりが無かった。

胸がねェ!とか女らしくねェ!とか
とりあえず、失礼だった。




ロ「あとどれぐらいだ」

 「この調子だと二時間後には到着します」

ロ「各自島に出る用意はしておけ。今回の見張りはベポと煌だ」

 『え』

ロ「なんだ」

 『オレ初めての島…』

ロ「関係ない。新人の仕事だ」

 『ちぇ…じゃあ下着とか買ってきてくれんのかよ!』

 「「「した…ぎ…」」」

ロ「チッ…誰かに変わってもらえ。だが単独行動は禁止だ、オレと行くぞ」

 『本当か!?ありがとうッ!!!』

ロ「!」






急いで変わりに残ってくれる人を探したらペンギンが変わってくれることになった

でも、めちゃくちゃ嬉しい。
初めての島!何があるんだろう!!
今のうちからウズウズして落ち着かなかった




ロ「いい加減落ち着け」

 『だって!初めての島!!』

ロ「わかったから」

 『あーもー!早くつかねェかな』



手すりにひじをついて、段々と大きくなる島をジッと見つめる
楽しみで仕方が無い。

…あ



 『ぁー…』

ロ「お前は忙しい奴だな、どうしたんだ」

 『…お金なかった……船長!!』



見事な、土下座であろう。




 『お金貸してください!!!!』

ロ「何で返す」

 『…えっとー』




スッと近づいてきたローにドキッとした
ローの顔がすぐ隣にある



ロ「身体で返すか?」

 『ナッ!!!!』




クツクツと笑い、私をからかって面白がっている
きっと、今の私は顔が真っ赤なんだろう
そんな反応を見て、ローはもっと笑い出した



 『…か!身体では返さん!』

ロ「残念だククッ…」

 『っ/////』

ロ「なんだ、女らしい反応もできるじゃねェか」

 『う、うるせェ!』




とりあえず、お金は貸してくれるそうな。
これで、必要最低限の物はそろえれる

本当…楽しみになってきた
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