Full Moon

□記憶の欠片
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二歳の頃……二歳の頃…あれ……?

私、2歳の時…………なにしてた?





 『わ…たし……?』

エ「!」

 『2歳の頃…?』

マ「…とりあえず、オヤジにあうぞ」

 『オヤジ…?』

ハ「オレたちの、父親みたいなものさ」

 『ハルタさん…』

マ「オレは仕事が溜まっててな…ハルタ、一緒に行ってやれよい」

ハ「わかった。行こう、モミジ」



そう言って優しく手を握ってくれるハルタさん。
ハルタさんは、なにか……ほかの人とは少し違うから関わりやすいような気がする。



 『はい』









^^^^^^^^












驚いた。
怖い。




それが、第一感想だった






ハ「オヤジ」

白「なんだ」

ハ「モミジ、記憶がないんだ」

 『………』


どうしよう。
監獄にもこんなに怖い……迫力のある人はいなかった。
怖い。。。。。。。

足が、ガタガタいってる



白「…モミジ」

 『ッ!!!!』


私は思わず、ハルタさんの背中の後ろに隠れてしまった


そのとたん、オヤジさんは驚いた顔をした次に苦い顔をした




白「安心しろ、モミジ。もう誰もお前を傷つけたりはねェよ」

 『!』

白「なにかあれば、ハルタやマルコにでも頼れ。自慢の息子どもだ」

ハ「オヤジ…」

白「そしてモミジ……オメェも、オレの自慢の娘だ」

 『!!!』

白「グラララ」

 『……オヤジさ…ん』

白「なんだァ」

 『わた…し、ココにいたら………皆さんに、迷惑かけてしまいます…』

白「気にするな」

 『でも……私…は、あ…“悪魔の子”で…!政府から…追われてて…!』



こんなに、いい人たちに迷惑なんてかけたくない。
傷つけたくない。



白「…ここは、世界最強の“白ひげ海賊団”だぜ?負けるわけねェだろうがハナッタレ」

 『!!』

ハ「守るから、安心しなよモミジ。」


 「オレも約束する。オレは、お前を……モミジを絶対に守る!どんなことがあろうと助ける!」



 『…あ、ありがとうございます……』


今、かすかにだけど………
男の子の声が聞こえた。
それはとても懐かしいような………
泣きそうになった
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