長編
□惚れてもいいですか
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「おぃお前ら席着けー。今日は朝っぱらからやることあるからなー。」
担任の片倉先生がドアを勢いよき開け2-3に入ってくる。
HRに出たのはいつぶりだろうか。
赤点もそうだが、出席日数も足りねぇから俺はマジで今留年という崖っぷちにいる。
今日朝のHRに出たのは、ホントに何となく。
多分気分がいいから。
「片倉先生!やることとは何でござるか!?」
クラスメートの真田幸村が馬鹿でかい声で質問する。
毎度暑苦しいったらありゃしねぇ。
チラリと周りに目をやれば、俺がHRに出てるのを物珍しそうに見てるクラスメート達。
『チッ。』
誰にも聞かれないよう舌打ちをする。
そうゆう目は…見飽きた。