長編
□惚れてもいいですか
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「今日はお前らに報告がある。
ずばり、転校生だ。」
ザワザワと周りが騒ぎ出す。
「女の子かなー?なぁ元親、どんな子だと思う?」
後ろの席の前田慶次が鼻を伸ばして言う。
『あぁ?別に興味ねぇな。』
とか言いつつ地味に気になるのが人間ってもんよ。
俺は内心ソワソワしながら転校生が登場するのを待った。
「よし、入ってこい。」
片倉先生の合図で転校生がドアを開けた。
スッと入ってきた転校生に
気付けば皆釘付けだった。
何にって言ったら
その綺麗整った顔に。