短編
□もーいくつ寝ーると?
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「「あけましておめでとうございます筆頭!!!」」
『Thank you.あけましておめでとぅ!』
「「Yeahhhhh!!!」」
「朝からこの盛り上がり…さすが独眼竜!」
『変におだてんじゃねぇよ成実。』
「いいじゃんいいじゃん!元気が一番!もうすぐ真田と、真田の忍びが来る予定だよー。」
『YA!正月早々暑苦しくなるな!』
「梵が言うかぁ?」
『これは団結力の証だぜ、you see?』
やれやれ、とした表情で成実は笑う。
「まぁぁぁさぁぁぁむぅぅねぇぇ殿ぉぉぉ!!!」
耳をつんざく様な雄叫びが聴こえたと思えば、勢いよく襖が開かれる。
『Hey!随分早ぇじゃねえか。幸村、猿飛。』
「某、今日は御馳走がいただけると聴き、急いで着たのでございまするるるる!!!」
『る言い過ぎだろ。しかもまだ準備中だぞ。』
「はっ!これは失礼!では、暫し政宗殿の部屋に居るでござるよ!」
『え!?おい!』
俺が止めても幸村は一目散に俺の部屋に向かって行った。
「きっと竜の旦那に会いたかったんだよ。最近会ってないって嘆いてたからさ。」
『あいつが?』
そんな女子みたいな考えするなんて初知りだった。
「部屋行きなよ。まだ準備出来てないんでしょ?」
猿飛に唆され俺は幸村の待つ部屋に行った。