裏部屋
□Teach
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「勝手に寝てんじゃねぇ。ほら、授業行くぞ。」
『uh〜……。』
左目だけで俺を睨む伊達。
右目が昔失明したとか何とか…まぁそんなことはどうでもよくて。
「どうしても授業出たくねーなら俺がここで授業を教える。」
『は!?何でだよ!あんたは要らねーよ!』
「まぁまぁ、そんなこと言うなよ。俺が教えてやるって。
授業サボるとどうなるか。」
『――え?』
伊達が何かを言う前に俺は伊達を押し倒す。
―ガチャリ
空き教室の鍵をかける。
元はただの空き教室。
誰も来やしない。
『おい!何やってんだあんた!こんな事してただで済むと…「伊達。」
俺が名前を呼ぶと伊達は顔を強張らせた。
「大人の授業ヤってやるよ。」
口角が上がった気がした。