「虹」
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帰れないことを悟った私はただ、リボーンを前にボーっとするばかりだった
「リボーン!!何してるんだょ!!」
そんな時扉が開く音と共にそんな声が飛んできた
「…誰…」
私は振り返り声の主を見た
《…ツナだ……》
そう私が思った瞬間、凄い威圧感が私に襲ってきた
息苦しくて、辛い…
「リボーンに取り入ってなんの話をしているの…?それに俺はツナじゃない、ボンゴレ10代目だ。気安く呼ぶな」
そう言われ睨まれる
睨まれたって困る
私だって来たくて来たわけじゃない
そりゃあ夢見たことはあったけど、そんなの気にならないくらいの幸せを手に入れたから…
《帰りたい…》
そう思う一心でついツナを睨み返してしまった
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