白銀の狼
□CODE02 新たな始まり
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リリィが遊んでるのを見ていると人の気配を感じた
「何を遊んでいるリリィ」
奏音「雪っ」
僕は雪比奈の背中に飛び乗った
雪比奈「大丈夫か?」
奏で音「(コク」
雪比奈「捜シ者がお待ちだというのに…もう時間だ」
奏音「あ…」
雪比奈「遊びすぎ」
奏「……リミッター…気持ち悪い…」
雪比奈「外してほしい?」
奏音「(コクコク」
雪比奈「可愛い…」
カチカチ
奏音「……ありがと」
大神「お前……雪比奈か!?」
雪比奈「……無様な姿だ
久しいな零…今は大神だったか…」
コツコツ
リリィ「どこまで無粋な男なの?雪比奈っ
リリィが今楽しんでるのが分からない?」
雪比奈「…」
奏音「……」
リリィ「今度は……二度と青い炎が使えないよう濃硫酸の分泌で左腕を溶かしてあげるわよ^^」
ジュオォォ
大神「ぐぅっ…や……」
その時
猛スピードで駆け抜けるのを僕らは見逃した
だって挨拶だけだし…
桜「やめろー!!」
雪比奈「これは?」
奏音「桜」
雪比奈「ふーん
桜「大神は断じて殺させんぞ!!」
リリィ「あら?貴女も無事だったの?[おまけ]に興味はないのよ^^」
大神「な…何をしにきた……さっさと帰れ…邪魔だっ」
桜「お前はバカか?
そんな体のお前を放っておける訳ないだろう!!」
大神「あ…貴女には関係ない……助けられる理由もない…」
桜「またそれか!!お前といい刻君といい…お前達CODE:BREAKERは理由ばかり探している!!
理由などどうだっていい!!
助けたいから助ける…それだけだ!!」
遊騎「…」
:
「にゃんまる…なぜてきであるこの「かげまる」を助ける?」
「Σにゃぬ?
うーんと…それは明日かんがえるにゃん
にゃんまる助けたいから助けるにゃん」
助けるにゃん
にゃん…にゃん……:
:
遊騎「にゃん…まる……がおった……」
リリィ「目障りな女ね?こーゆー女って…単に殺すんじゃなくて……」
トロン
リリィ「その顔ぐちゃぐちゃに溶かしたくなるのよね!!」
ジュオォォ
離れた所に一瞬で移動
リリィ「な!!?」
雪比奈「奏音」
奏「音…」
前に出ようとしたら
雪に肩車された
雪比奈「ダメだよ」
奏音「・・・(コク」
雪比奈「いい子」
遊騎「[にゃんまる]の言う通りや。六番も[にゃんまる]もオレが護るし」
桜「え……?にゃんまる!?」
遊騎「ん」
リリィ「あらあら…チョコマカとすばしっこいガキだ……」
トン…ヴォォ…
リリィ「こ……」
パァン(音速移動
リリィ「と……!!?」
一瞬で後ろを取られる
遊騎「あかん……行きすぎたし(ニッ」
リリィ「フフ♪目障りなネズミは骨まで溶かしちゃうわよ!!」
ヴォォ(空中に移動
ジュオォォ
リリィ「は…速い!?なんなの!?この異能……
でもリリィには誰も触れられない!!触れなきゃ斃せないわよ?」
トロォン
遊騎「触れたりせえへん……【よ】」
ヴォォォン(音波で攻撃
リリィ「な!?」
バガァ(建物に突っ込む
桜「な……!?遊騎君の異能って…」
大神「【音】ですよ
あらゆる音を遠距離からでも聞き分け、音波が生み出す衝撃はさえも操り
音速で移動する事が出来る唯一無二の異能」
桜「…」
大神「言ったでしょう?誰にも遊騎を止める事はできないと」
雪比奈「潮時だな」
奏音「…‥」
雪比奈「落としていいよ」
奏音(コク)
刻「……ったく、どいつもこいつも護る護んねーと…クソウゼェ……」
桜「遊騎君」
遊騎「?」
桜「ありがとうなのだ^∨^」
ありがとにゃん…にゃん…にゃん……
遊騎「にゃんまる」
ガシッ(手を握る
桜「?」
刻「何かあいつスゲー大きな勘違いしてねーカ?::」
大神「・・・」
ガラガラ
リリィ「……ガキが!!
面白いじゃない!リリィを本気にさせたいようね!?」
トンッ(首を叩く
リリィ「かはっ…」
ガクッ
がしっ(片手で抱える
雪比奈「下りる?」
奏音「ん」
ヒョイッ(肩から降りる
雪比奈「…」
奏音「…」
コン(拳を合わせる
桜「あ…あの子!?味方を気絶させた!?」
遊騎「……あいつ、めっちゃ強いわ」
雪比奈「時間が無いので今日は失礼する」
すたすた
大神「待て雪比奈!奏音!
[捜シ者]はどこだ!?あいつは何をしようとしている!?」
雪比奈「大神……お前がCODE:BREAKERなどに成り下がるとはな
オレ達の邪魔はするな」
奏音「……次会えば、必ず僕が君を殺すね」
雪比奈「行くぞ」
すたすた
・
・
・
奏音「……どこ行くの?」
雪比奈「原子力研究所」
奏音「ハイジャック?」
雪比奈「正確にはウラン・プロトニウム等の放射性物質を保有する研究所の占拠」
奏音「ふーん」
雪比奈「着いた」
【核融合原子力科学研究所】
雪比奈「皆殺しにしていいって」
奏音(コク)
ヒュンッ(消える
雪比奈「全ては捜シ者の為に…」