あなた

□ブレイブ 2
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あれから数日、ドゴルドやアイガロン、キャンデリラにラッキューロ
みんなと仲良くなるのは早かった。

とくに


「紗希―!! 遊ぼ―!!」

『ラッキューロちゃん。 また何か盗ってきたの?』

「うんっ!! 今日はね―コレ!!」


そう言って出したのは沢山のぬいぐるみ。
馬やらキリンやら亀やらとさまざまだ。


『わぁ…かわいい!! ラッキューロちゃんっ
 どれか1つ頂戴? 私ぬいぐるみ大好きなのっ』

「紗希にならぜ―んぶっ あげるっ!!
だって僕 紗希だーいすきだもんっ!!」

『ありがとうっ!! 私もラッキューロちゃんだーいすきよっ!!』

「わーいっ!! キャンデリラ様―!! 紗希が、だーいすきって言ってくれましたっ」

「あらっ、紗希、私は?」

『もちろんだーいすきっ!! ドゴルドもアイガロンもカオスも皆大好きよっ』


紗希は長年もらえなかった愛をデーボス軍からもらい
ふだん、外では見せない笑顔を見せていた。

ドゴルドには、学校でむかついた事を話しストレス発散に一緒に一戦する。

アイガロンとは、お互いの悲しかったことを言い合い忌めあいをする

キャンデリラは、アイガロンが居ない時励ましてくれたり、歌にあわせて一緒に踊ったりする。

ラッキューロとは、何時も一緒に遊んでいる。

カオスはもはや、紗希のお父さん時存在だ。

ここに居ると本当の自分が出せいつも楽しい紗希は元の生活には戻れなくなっていた。

ラッキューロと楽しく遊んでいる時、携帯がなった。


『ちょっとゴメンね。』

「えー」

『もしもし?』

―紗希? やっと電話出てくれた。―

『ごめん、ちょっと遊んでて…』

―そう。今からちょっといい?―

『うん。どうしたの?』

―いや、久々に逢いたくって―

『ふふっ。わかった。いつものところで』

―了解。じゃあ―

『…。ラッキューロちゃん。私、今からちょっと出かけてくるね』

「えー! やだやだー!!」

『ごめんね。その代わり何か面白いもの買ってくるから。 ね?』

「ほんと?」

『ほんと。ほんと。 行って来ていい?』

「早く帰ってきてね…」

『うんっ。行ってきますっ』























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