pensee

□目覚めた力
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忍五大国の一つ、火の国木ノ葉隠れの里に

強大な力を持った尾獣、九尾が襲来した




九尾の圧倒的な力を前にして成す術がなかった中

九尾の前に1人の幼い少女が現れる。





尾獣を相手に互角とも言える戦いを見せる少女の助けで

四代目火影の波風ミナトは自らの命を犠牲にして



再び九尾の封印に成功した









――そしてこの時


――――その少女は一族の力を開花させたのであった










マナミ『猿飛おじーちゃーん』








―――キョロキョロ



ヨタヨタと廊下を走り、三代目火影を探す小さな少女がいた。







――――テトテト









―――ぼふっ








マナミが廊下の角を勢いよく曲がった瞬間、誰かにぶつかった

マナミ『わ!ごめんなさい!!』


猿飛「ハッハッハ!マナミ、いつも元気じゃのお」




マナミ『あ!猿飛おじーちゃん見つけた!!』




猿飛を見るやいなや背中に飛びつくマナミ



猿飛「マナミ、今日は外へは遊びに行かんのか?」






マナミ『だって、皆修行に行っちゃったんだもん。あたしも、紅達みたいに修行した〜い!』


猿飛「そうじゃのお・・・アカデミーに行くには、もう少し大きくならねばな」


マナミ『えーー!またそれ!いつもそればっかりーーー!!』





そう駄々をこねるマナミの姿に微笑む猿飛





しかしその微笑みとは裏腹に、心の中にはある深刻な悩みを抱えていた



 
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