pensee

□蛇の策略
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―――――九尾の事件から、もうすぐ12年の月日が流れようとしていた。



















マナミ『・・・自来也、先生』


自来也「おぉ、すまんすまん・・・大目に見てくれんかのぉ・・・これも取材の1つだ。」








マナミ『いいえ、女の敵は放ってはおけません』









マナミは、女湯を見下ろす自来也に向かい素早く印を結び・・・





自来也「ま・・・待て!マナミ!!」

マナミ『水竜閃!!』











水圧にもがく自来也の姿を見て、ニッと笑い


ギブアップを訴える自来也の姿を見兼ねたマナミは

さすがにもういいだろう・・・と思い、指を弾き鳴らした










――――パチンッ











その音と共に術は止み、びしょ濡れの自来也の姿だけが残った






















自来也「はーーっくしゅん!!」

マナミ『ふふふ・・・』



タオルに包まって体を震わす自来也を横目で見て笑うマナミ







自来也「ったく・・・せっかくの取材が・・・」


マナミ『あれは取材じゃありません!!ただの覗き、変態です!!』





マナミに酷く叱られ小さくなる自来也










マナミ『次はもう手加減しないんだから』

そう言いつつもマナミは、震えている自来也に湯気の立つ温かいお茶を差し出した



 
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