10/02の日記

01:16
ロビン〔調教ゲーム〕
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宿の前には真っ赤に日焼けしたランダムがプラスチックのバケツを持ってつっ立っていた。

 おれたちを見ると、興奮したようにバケツを見せた。

「ランダム!」

 アルがバケツを奪って、イタリア語で怒鳴った。すぐ抱きしめてキスを浴びせた。

「心配させて。離れたらダメじゃないか」
 
 おれたちも同じくわめいた。殴りたかったが、それはできない。わめき、彼を強くハグした。

 ランダムはそんなことにはおかまいなく、バケツを見せて、訴えた。バケツからは生きたタコがうねうねとあふれ出ていた。

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