shortstory

□好きじゃなくて。【蘭マサ】
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「なぁ、狩屋」
唐突に霧野先輩が俺の名前を呼んだ。
「なんですかぁ?」
「狩屋はさ、俺のことどう思ってんの?」
いきなり変な質問しないで下さいよw
って、茶化そうとしたけど、霧野先輩はいつになく真剣な顔をしていた。
なんだよ…からかえないじゃん……
「どうって…そりゃまぁ、すっ…好きですよ?///」
うわぁ、なんかイタいよ、俺。
恥ずい…//
「クスッ… 可愛いな、狩屋は。
俺もな、好きだよ。大好き」
「そう、ですか…///」
先輩に見つめられる。
恥ずかしくて目を反らしても、あごをクイッと上げられ、結局見つめ合う形になってしまう。
「き…霧野せんぱっ…////」
青くて綺麗な瞳が、俺を見つめる。
綺麗で、俺には眩しくて。
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