shortstory

□HappyBirthday、センパイ【マサ(♀)蘭マサ(♀)】
1ページ/2ページ

「happyBirthday、センパイ」
そう言って微笑む狩屋は、とても可愛い。
秋風が吹く10月。
今日は俺の誕生日だ。
狩屋の部屋で、2人っきりの誕生日会。
「ありがと、狩屋」
俺も、もう14か……
俺が狩屋と付き合って、初めての誕生日。特別な日だ…。
「ふふっ、霧野先輩なぁ〜に思い出に浸かってるんですか?」
バカにするように笑う狩屋。
「べっつにー?」
俺も笑ってそう言った。
「あ、そうだ……
き、霧野先輩っ…これ、あたしからです//」
パッと切り替えて何やら袋を取り出した狩屋。
プレゼント…?
「ありがとう、狩屋^^」
綺麗にラッピングされてる。あいつ、結構器用だな‥
「なんか、もう恥ずかしいんですけど…///」
そう言ってうつむく狩屋。か、可愛い…!!///
こいつ、可愛すぎ…//
「なぁーに言ってんだ?嬉しいよ、ありがとう^^
開けてもいいか?」
「え、ぁ…はい//」
俺が袋を開け始めると、みたくないと言わんばかりに手で顔を覆った。
「セーター?」
「うぅぅっ…/////」
袋に入っていたのは青のセーターだった。狩屋色だ…
よく見ると、手編みだ。
「ほんっと、申し訳ないです…//」
どうしてだろう?
きれいに編んである。
どこに恥ずかしがる要素があんだろ。
まあ、そんなところが可愛いんだけどな///
「クスッ… これ、狩屋が編んだんだろ?器用、なんだな狩屋」
「まぁ、あたしが編みましたけどっ…///
全然…上手くいかなかったし…」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ