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□拒否権なんて与えない。
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「勝利の身体ってエロいよねー。」
「はぁ?」
何、いきなり。
どうしたのこの子。
うん、やっぱエロい。
なんて言ってる音子はついに頭までいかれてしまったのか。
「あっ!
でも、私勝利の身体好きだよ!
ほどよく筋肉がついてて、色っぽくてかっこいい!」
なんてキラキラした笑顔で言うもんだから、どうにかして欲しい。
「ねぇ…そんなに好きならもっと見せてあげるよ。」
「へっ⁈」
まぬけな声を出す音子をひょいっとお姫様抱っこし、ベッドに降ろす。
「ちょちょちょっと!
待って、本気で言ってるの勝利?」
「あたりまえ。」
ちゅっと音子の首筋にキスを落とした。
((誘ったのはそっちでしょ?))
((拒否権なんて与えないよ。))
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