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□君には敵わない。
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「うぅ…ごめんなさい。」

今にも消え入りそうな声で呟くマリちゃん。


あっ、ヤバイ。


「いや、あのね?
嫌なわけじゃないんだよ?…えっと…少し痛いなーって。

しちゃダメとは言わないから…ね?」



「…本当?」

顔を少しだけ上げたマリちゃんの目にはたくさんの涙が溜まっている。


「抱きついても…いいの?」

なんて、消え入りそうな声で言われれば断ることなんて出来なくて。


「うん‼いいよ!!」

即答してしまった。


やってしまった…。

と思っても時既に遅く。



「えへへっ、音子ちゃん大好き!」


ぎゅーっ。


更に強く抱き締めてくるマリちゃん。


少し苦しいけど…
でもそう言いながら抱きついてくるマリちゃんが可愛くて。


まぁ、いいかな?
って結局許しちゃうんだよね。


((「ちょっ!タンマタンマ‼本気で、締まる…」))
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