狩人の夢
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「もぅこんなにいるんだ・・・」
すごい殺気だって怖い怖い♪
たくさんの受験者達が殺気で満ち溢れている。
「122番か・・まだまだ時間あるな・・・」
どうしようかなぁ〜
?「君、新顔だね」
「ん?」
君ってあたしかな・・
「何か用ですか?」
トンパ「俺はトンパ。見たことがなかったもんだから新人かとね」
今のあたしの格好はフードを深くかぶっているから男か女かはわからないだろうに。
「まぁ初めてですよ。」
それじゃあ。とさっさっと離れようと後ろを向いた。
トンパ「待った!これお近づきの印だ。飲みなよ」
トンパが(どうせ毒でも入れた)ジュースを渡してきたが丁重に断った。
――ジリリリリリリリリリリ!!!
サトツ「これよりハンター試験を開始いたします。私は一次試験を担当するサトツと申します。これより皆様を二次試験会場へ案内いたします」
ん?二次試験会場??
あたしが思うように他の受験者達も頭にハテナを浮かべている。
サトツ「二次試験会場まで私に着いてくること、これが一次試験でございます」
なるほど・・着いてくることね・・。
もうどれだけ走ってるんだろ?
後ろではきっと何人も脱落しているはず・・・
前の方にいるからわかんないけど。
「ねぇ!フード被ってる君!なんて名前?」
フード被ってる・・・あたしか!?
あたしは声がした方を向いた。
そこにはツンツン頭の子供とキリッとした目をした子供がいた。
「あたし??」
「あんたの他に誰がいんの」
むぅ・・・ごもっともだが・・なんかムカつく言い方だな。
「人に名を聞く時はまず自分から名乗るもんじゃないかな」
ちょっと言い返してやった。
ゴン「そうだね!俺はゴン!」
キルア「・・・俺はキルア」
ゴンと名乗る子は素直だな♪
キルアと名乗るこはちょっとしぶしぶ。
「あたしはアヤ」
ゴン「あたし・・ってことはアヤ
は女の子?」
「そうだよ。フード深く被ってるからわかんないよね」
キルア「女がなんでこんなとこにいんだよ」
「女だからって・・舐めないでね?」クスッ
キルア「・・・アヤは年いくつ?」
「16・・くらいかな」
ゴン「俺達より上なんだね!」
三人で他愛もない話をしているとようやく出口が見えた。