狩人の夢
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着いた先は・・・
ヌメーレ湿原。通称"詐欺師の塒"
どうやら二次試験会場にはここを通って行かなければならないらしい。
サトツ「十分注意して着いてきて下さい。騙されると死にますよ」
そんな真顔で言わなくても・・・
サトツさんの話を聞いていたら後ろから「ウソだ!」という声が聞こえてきた。
どうやらサトツさんのことをニセモノだと受験生を騙そうとしているらしい。
まぁあたしはそんなのには騙されないけどっ
その時どこからかトランプがサトツさん、ニセモノさん、あたしの方に飛んでくる。
ん?・・・
「・・っきゃあああああ!!」
あたしは間一髪ぎりぎり避けた。
いや、ほんとぎりぎり。
まさかこっちにも来るとはさすがに思わないでしょ・・・
おかげで被っていたフードが落ちて破けてしまった。
そんなことより・・・
「なにすんのよっ!!!???」
あたしはトランプが飛んできた方を見た。そこには・・・
奇術師ヒソカ
ヒソカ「くっくっくっ・・・♠やっぱり、アヤじゃないか、こんなところにいるなんてねぇ・・♥」
「ヒソカっ!!どういうつもりよ!?」
あたしにまで投げる意味があるのか??!
ヒソカとは仕事の関係で知り合った。
否、いきなり勝負を挑まれました。
ヒソカ「いやぁ・・・つい♥」
「ついで済むかぁぁぁぁぁ!!!!」
ヒソカ「避けたんだからいいじゃないか♦」
「避けなきゃ死んでたわ!!」
まったくっ!と思いながらみんなの視線に気づく。
みんなこっちを見て驚いた顔をしていた。
まぁあのヒソカと普通?に会話してたからかな?と思っていた。
「「「(女だったんだ・・・しかも可愛い//)」」」
なんてあたしが知るよしもなかった。