小説部屋

□それでもいい
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「うちと同盟を組んだトラ男だ!」

サニー号に麦わら一味と同盟を組んだトラファルガー・ローがいた。
四皇を倒すという目的のため、組んだのだが…。

「たぶんルフィが思ってる同盟は少しずれてるぞ。」

ボソッとこの船のコックが言う。


それでもいいさ!
麦わら屋と同盟組めたんだから!
ああ、いつ見ても可愛い!おれをそんな笑顔で見んなよ!もう襲ってくださいって事なのか?
ヤベェ、おれの理性持つかな?

「なー!トラ男ー」

「む、麦わら屋!呼ばれるだけで胸が張り裂けそうになっちまう!」

「?何言ってんだ、トラ男?」

少し怪訝な顔をするルフィ。
だが、そんな事はローは気にしない。


麦わら屋!おれをそんな目で見んなよ!悶え死にさせる気か?!

「ああ、麦わら屋麦わら屋麦わら屋麦わら屋…」

呪文のように唱えだしたロー。
これにはルフィも少し恐怖を感じた。

「サンジ、トラ男が恐ぇ…」

「ほっとけ、とりあえず」

すでに別世界へ行ってしまっていたロー。
だが、今の会話は聞こえていたらしく、

「…はっ、いかんいかん…!つい…」

なんとか戻って来れた。


「はしたねぇ…」

いや、でもこんなに麦わら屋が近くにいる機会はそうない。
麦わら屋に触りたい!
ここは冷静に…。

「麦わら屋。」

「ん?なんだ?」

ローはルフィを抱きしめる。

「なっ…?」

「麦わら屋って細ぇな…しかもやわらけぇ…」

「ししし、おれゴムだからな!」

「麦わら屋、ちょっとじっとしてろ」

「ん?…おいトラ男?なんでカーディガン脱がすんだ?」

「黙ってろ」

ローはルフィの体を触り始める。

「おわっ?!ちょ、トラ男?!」

「ちょっと待てぇ!クソ野郎!」

さすがに危ないと感じたのか、サンジが止めに入る。

「ルフィ!そいつから離れろ!」

「え?なんでだ?」

「そいつは危ねぇ!襲われるぞ!」

「そうなのか?!トラ男!離れろー!」

ルフィはローから離れた。
だが時すでに遅し。

「行くなよ麦わら屋ぁぁ!」

ローさん理性ふっとんで崩壊。

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