欠月

□…君の、だから
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まるで、へばりついた様に僕の喉奥を犯す、ヌルヌルとした感覚…。
舌先にまで絡み付いてくる、その嫌な感覚に耐えられず…。
思わずきつく、目を閉じた。


「おい牛尾、ムリをする
 な…。」


掛けられた声に気付いて
ゆっくりと目を開くと、
そこにはとても心配そうな表情で僕を見つめる、
彼…屑桐君の姿があった。


「…ッ、…‥!」


「…‥!おいっ、もう
 いいから‥!さっさと
 吐き出せッ…!!」


苦しい僕の表情を見て、
屑桐君があわてて近くに
あったティッシュ箱を手にとった。

…やっぱり、苦しい。
この鼻につく、独特的な
匂いと味。
いつまでも舌に残って消えない、このヌルヌルとした、舌ざわり。

とてもじゃないが、飲み込めない…。


あぁ。でも、これは彼‥
屑桐君の――…。


「…‥ッ、んん゙っ!」


…ごくり。と、大袈裟な
音をたてながら、口内にあったモノを、無理矢理
食道へと流し込んだ。

そして、残っている白い
液状のモノに向かって
再び、この手を伸ばす。


「―‥!?オイ、もう
 やめろ牛尾…!イイ
 加減に、もう諦めろ…
 ‥!」


屑桐君は、あわてて僕の手を掴んで「もう、やめておけ」…と、僕を制した。


…優しい、屑桐君。
その真剣な瞳から、僕の
事を心配してくれている
のが強く、伝わる。

でも…‥!


「大丈夫、だよ…!僕、
 ムリなんてしてない
 から――…、‥ッ!!」


僕は彼の手を振りほどき、再び強引に、それを口に
含んだ。

一気に喉元まで流し込み、無理矢理なんとか飲み込もうとするが‥。
慣れる事の出来ない、その味と匂いに、吐き気が込み上げてきてしまい、

どうしても上手く飲み込めない…。

僕は涙目になりながら、
それでもそれを、口に運び続けた。


「…‥ッ、なんだよ?
 牛尾 オマエ‥なにを、 そんな意地になってる
 ンだよ‥?!」

「…ぅ‥、だって…、」



…だって、仕方ないだろう?
いくら苦手でも嫌いでも、これは君の…、僕が大好きな、屑桐君の――‥!




「だって…!わざわざ君
 が、僕の為に作って
 くれた、貴重な料理
 じゃないかッ…‥!!」




「〜‥あのなぁ!だから
 って、吐き気がする程
 に苦手なものを、
 ムリして食おうとする
 な…、バカ者!」


「……‥ゔッ!うぇ゙え
 ええ゙…‥っ!!」

「…‥げッ!?狽セから、 言っただろうが!
 この、大バカ野郎ーー
 ーーー!!這煤v








牛さんが食べてたのは、
長芋のとろろ汁。
ちなみに、屑さんがすりました。
※だから、手料理あつかい。

もち、屑さんに悪気はないですよ。
牛さんが、ぬるぬるした
食べ物が苦手だって知らなかったんです。

屑さんの作ってくれた料理を、残したくない…!
っていう、牛さんの乙女心を表したかったんですが…。トホホ。

この先、後書きってゆーか反省文(?)有り。
月駛のバカ話に、もう少しお付き合い下さるという
御方は、もう少し下まで
LetらGO 〜‥☆






↓ ↓










マジで、バカな話ですみませんでした…!ちょっとしたオチャメ心で書いた話だったんですが…(笑)

毎度×2本ッ当にワンパターンで、すみません…。
(でもじつは、書いてて
結構楽しかった…笑)

ちなみに、『見事に引っ掛かった!』という御方は、おっともだち〜ッ☆☆
↑ちなみに月駛は、こう
いう引っ掛けには必ずと
言っていい程に、引っ掛かりますよ…(笑)


とにかく、引っ掛かった!という御方は是非、この
月駛とお友達になりましょう!

…え?いや‥?つーか、
『こんなのに引っ掛かるのは、お前ぐらいだ』??

…ですよね〜。(泣)


紹介文の○○は『手料理』が入ります。
あんなことやこんなことを考えた人がいたら、その方もお仲間ですね。笑。
 

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