short story

□スキ……キライ…?
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「きゅうり」
「理科室」
「つつじ」
「自転車」


何となく放課後、することもなく二人で何故かしりとり。

どうしてこうなったかは分からないが、途切れる事のないしりとりと教室を染める夕日。

そして夕日に染まる君がいつもにも増して綺麗に見えた……



「野球」
「ウサギ」
「ギター」




「太一が好きだ」
「黙れアホ」

「惚れてます」
「好き勝手いうな……ばか」
「可愛い」
「いい加減にしやがれ」 


「恋愛しませんか?」



「……勝手にしろっ」




そう言ってそっぽを向いた太一の頬が夕焼けとは違う赤に染まるのを見て、俺はにやける顔を抑えてそっと太一に口付けた。






【END】
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