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□モーニングキス
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「***起きなよ...もう朝だよ」

半ば呆れながら喰は愛しい***の頬を撫でる。彼女は朝が弱い。とにかく弱い。何度起こしても起きないことだってあるのだ。

「はぁ...もう、起きないと息ができないくらい長いキスするからね」

間髪いれずに自らの唇を***の唇へと押し当てる。

「...んぅ...っ...」

3秒、10秒、20秒...。喰は宣言通りいつもと比べて長いキスを彼女に贈る。

「...んん!!」

ぱちっと***の瞼が開き、瞳いっぱいに喰の姿を捉える。やっと自分の置かれた状況に気付き、喰の胸をぐいと押した。急に肺に空気が入りむせ返ってしまう。

「ごほっ...ごほっ...。もう!朝から何てことをしてくれるのよ」

「起きない***が悪いんだよ。だから意地悪した、それだけ」

むぅと怒った顔をする***を見て、喰は楽しそうに微笑んだ。

「意地悪なんてもんじゃないわよ!死ぬかと思った...よしもう一回寝よ」

「...は?」

喰の意地悪心が刺激される。

「僕の唇で今度は窒息死させてあげようか?」


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(殺すんかい!!)
(自分が好きになった人を手にかけるって最高と思わない??)
(喰さんそれ何プレイですか...怖すぎるんだけど。もう起きるから許して)
(分かった。***からのキスでちゃらにしてあげるよ)
(それが目的だったでしょー!?)


*終わり*

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