企画夢


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不器用がーる × 黒子
(バレンタインコラボ企画)


2月14日。

年に一度のバレンタインデー。


みなさんは知っているだろうか?

こんな恐怖の不等式があることを。

市販のチョコ < 手作りチョコ

レシピ通りに作っても違う料理になる(もはや料理と言えるかわからない)私が手作りチョコなんて作れるはずがない。

作りたいんだけど作れないんだ。

だから仕方なく市販のチョコを渡すことに決めた。

それでも嫌われたくないから。




「黒子くん呼んでくるから、ちょっと待っててね」

そして友達は小さな声で“頑張って”と***にエールを送った。

それから少しして黒子が廊下にやって来た。

「どうかしましたか?***さん」

『手作りじゃないんだけど…良かったら受け取ってく、くれますか?』

いつもの口調と違う彼女が緊張しているんだと気付き黒子は柔らかく微笑んだ。

「もちろんです」

***はほっとしたような安堵の表情をした。

「僕、いつまでも待ちますよ」

そして***さんの作ったチョコレートと付け足した。


嬉しくなって私は黒子くんに思い切り抱きついたのだった。


*終わり*

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