企画夢
□*
1ページ/1ページ
ロシアンルーレット…? × キセキ
(バレンタインコラボ企画)
『はぁーい!みんな注目!』
部活が終わった後、黒子、黄瀬、緑間、青峰、紫原、赤司の6人は***と桃井によって招集されていた
「どうかしたんですか?***さん」
『ふっふっふ…今日が何の日か、みんな知っているでしょ?』
「バレンタインっすー☆」
『涼太正解!』
と、いう事で……
「じゃーん!みんなにいつも部活お疲れ様チョコレートをプレゼント!!」
桃井の鞄から出されたチョコレート………らしきもの?
「……………さっちん」
「ん?どーしたの?ムッ君」
「答えがだいたいわかってて質問するのはどうかと思うんだけど……これ、何?」
「チョコレート!」
ゴクッ…と唾を飲み込み、6人はもう一度桃井が持っているそれを見た
透明の袋でラッピングしてある為中が丸見え。おかげでそのチョコレートの全貌が……
「いや、わかってたぜ?さつきがチョコレートチョコレート言っている時点でフラグが立ってたからわかってたぜ?」
「これを……俺達に食えという事なのか……」
青峰と緑間は真っ青な顔で言葉では表現出来ないそれを見つめていた
「あの、桃井さん。これみんなの分……」
「うん、あるよ!でもね…今回はちょっと特別ルール!」
「「「「「「特別ルール?」」」」」」
首を傾げる6人に今度は***が答えた
『今からここに6個のチョコレートを並べます。このチョコの内5個は私が作ったので1個はさつきが作った物となってまーす!』
「「「「「「なん…だと……」」」」」」
「私本当はみんなの分作ったんだけど…上手く出来たのが一個だけだったの……だから私のチョコレートに当たった人はラッキーボーイね!まぁ…本音は是非テツ君に食べて欲しいんだけど……/////」
「だ、そうだ。テツ、頑張れ」
「え、」
この時6人は思った
見た目から明らかに残念な桃井のチョコならば、どれが***作のチョコか一発でわかる…と
さて…その残念なチョコを誰に押し付けようかと各々が考えていた次の瞬間…それは儚く散る事に
『はい!グチャグチャにしたからもうわからないよっ!さぁ選んで選んで!』
「………はい?」
「…***」
『ん?どうしたの?征十郎』
「何故桃井のチョコレートが…6個もある………」
見た目が全く同じのチョコレートが…6個
『え?私のが5個ちゃんとあるよ?』
「……おいおい。嘘だろ…」
安全だろうと思われていた***のチョコレートも結局は…桃井と同じなのか!?
………顔が引きつるキセキ
『じゃー私達はこの後打ち合わせがあるから。みんなで仲良く選んでね!』
「***と私、ちょっと味付けが違うから多分わかるよ!私のチョコレートに当たった人は教えてね!理想はテツ君だけど!」
そう言うと二人は体育館から出て行った
「まさか……***さんまで料理が残念な方だったなんて……」
「………死んだ。これマジで死んだっす…」
「これ俺達に初めから生きる道無くね?どれ食ってもサヨナラだよ」
「俺まだ死にたくないよーー!」
紫原は涙ながらに赤司に訴えていた
「仕方が無い……どれを食べても同じならば覚悟を決めるしか無いだろう…」
「赤ちん……」
「赤司君……」
「みんな、それぞれ自分の目の前にあるチョコレートを手に取れ。結局どれでも同じだ。それを食べようじゃないか」
各々がチョコレートを手に取る
「赤司……準備できたのだよ…」
「よし、…皆でまた無事に会える事を願って…!!」
ーーーいざ、実食!!
「ただいまーあれ?何で倒れているの……青峰君」
「あぁ、桃井のチョコレートがあまりにも美味しすぎて気絶したようだ」
倒れている青峰の横でしゃがんている赤司とうちわを仰いでいる黒子
『さつきのチョコそんなに美味しかったんだぁー!じゃー私のチョコレートはどうだった?』
「「「「「めっちゃ旨い」」」」」
見た目が桃井と同じでも
実は味は文句無しのチョコレートであった……
「見た目で判断しちゃダメって事ですよね」
『ん…?どうしたの?』
「いえ、何でもありません」