とりあえず行こうぜ
□3.10年後の嬉しくない再会
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〜10年後〜
あの日から10年というな……
俺は10年間修行と自宅警備員していまして……
ちゃんと旅にでるのを決めて1週間、今日がその日なのである!
『兄貴、早く出発しようぜ!』
「ちょ、待って、モンスターボー……ルッ!?」
トスンッ
あれ、床が遠い?よかったー床にキス奪われるかと……
『兄貴ってば、急ぎ過ぎだよ、そんな所も良いけどさ』
「悪趣味乙」
俺の弟がこんなに悪趣味なワケない、というな
『兄貴ひっどーい、趣味はいい方だしー』
「……女の子にやってあげなさい」
『はぁ?』
セツナ怖い!お兄ちゃんこんな風に育てた覚えないよ!
『兄貴以外に興味ないから』
いつかヤンデレになるんじゃないのか、この子
「旅してる内に見つけてくれください、お願いします」
『兄貴は俺と離れたいの?』
原型になってのウルウル攻撃はやめてー!何でも許せそうになっちゃう!
「違うからな?!」
『だよなー』
「あれ、セツナ?あれ嘘ウルウル?」
『なんのことー?』
セツナは擬人化して笑った
殴りたい、この笑顔
『それよりさ、早く行こう!』
「まずはショップ行くか」
『んっ、じゃあマサゴタウン行こうぜー』