とりあえず行こうぜ

□8.な、なんだってー(棒)
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「そういえば、君はポケモンが2体しかいないようだけど……ここは3体は必要なんだよ?」
「…………え」
『うわっちゃー……やっちゃったね兄貴』
『マスター顔真っ赤』
「……明日待ってるから、ね?」
「あざっす……」
……恥ずかしすぎる
「と、言ってもなぁ……俺はセツナと水蘭以外ポケモンもってねぇし」
『んー……とりあえず草むら歩く?』
「おう」


ガサガサ
「ポケモン出て来ないんだが」
『……マスター!』
ヒュッ
『サクヤちゃん!!!』
ドスッ
「うぐっ!な、なんだイキナリ……」
『サクヤちゃん、サクヤちゃんだ!』
『兄貴に触った……』
え、な、何事?
『覚えてないの?あたしの事!』
このポケモンは……

「……院長のロコン」
『え、院長さんの?』
二代目院長(とても優しい)の育てていたロコン……なんでここに?
『……院長、死んじゃったの』
『えっ』
まぁ、歳だからな……長生きした方、だな
『マスター?いんちょうとは?』
「俺の親みたいな人だよ、凄く優しかった」
『院長ね、あたしにサクヤちゃんの所に行きなさい、って……だから!あたしを連れてって!お願い!』
……どうしよう、凄く可愛い
「あぁ、勿論いいよ」
あー、凄くモフモフ、気持ちいい……
『マスター顔緩んでます!』
『もっと撫でていいのよ♡』
『あー!ロコン狡い!俺も!』
なんだ、ここが楽園か
「これからよろしくな、九焔(クエン)」
『ええ!よろしく、サクヤちゃん!』


そのサクヤちゃん呼び変えませんか
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