短編

□夏といえば
4ページ/9ページ

夏といえば 一年は組でアイス

「あっつー……」
「じゃあ固まるなよー」
「まぁ、そうなんだけどぉ」
「っていうかここぼくの部屋なんだけど」
「伊助気にするな」
「ねぇ……なんでみんなぼくたちの部屋にいるの?」
「「「庄ちゃん!!」」」
「おかえりぃ〜」
「まぁいっか。あのさ、土井先生がみんなで食べなさいってアイスくれたんだけど」
「「「アイス!?」」」
「みんな何がいい?」
「ぼくかき氷がいいなぁ」
「あ!おれスイカバーもーらいっ!」
「団蔵ずるい!じゃあおれソーダもらい!」
「ぼくバニラー」
「三ちゃんぼくにチョコ取ってー」
「きんごー、パピコ半分こしよー?」
「いいよー」
「伊助ときり丸、乱太郎は?」
「わたし余ったのでいいよ」
「じゃあぼくその小豆バーもらっていい?」
「だったらおれそのレモンバーもらうわ」
「じゃあぼくモナカもらっていいかな?」
「いいよ!じゃあわたしはコーンのアイスだね」


「みんなもらったかい?」
「「「はーい!」」」
「じゃあ手を合わせて!」
「「「いっただきまーす!」」」


「あー美味しい!」
「ねぇそれ一口ちょうだい?」
「しんべヱはや!?もう食べたの!?」
「うん」
「かき氷って頭痛くなんない?」
「ぼく平気だよ?」
「ねぇ金吾それ同じ味?」
「そうだよ?」
「そっちも食べてみたい」
「いいけど同じ味だよ?」
「なんか庄ちゃんと伊助はほのぼのだねぇ」
「そうかな?」
「おう」
「あ、乱太郎下からアイスでてるよ!」
「え?あ!本当だ!」
「下から吸えばいいんじゃない?」
「そうか!……あ」
「「「あ」」」
「アイス落ちちゃった……」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ