プロローグ
□繰り返される光景にて
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繰り返されるのは
愛しい君と 大切な仲間の
最期の姿
ああ、そうか
今回は、今日は俺の番だったのか
なんで君は笑ってる?
死んじゃったのにさ
なんで、またおんなじ結末に__
いや、わかってた
だからこそ、変えたい未来だったんだ
これで何度目だろうか?
もう数えるのも飽き飽きだ
ここで俺が何も望まなければ____
未来は変えられるかも知れない
だけど、君のいない世界はダメなんだ
俺達を嘲笑うかのように散る桜
恐怖を覚えそうなほど優しく包みこんだ
さぁ、始まりと終わりの合図
幸福な結末を祈ろうか__