サモンナイトシリーズの部屋
□違う関係(完)
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「カゲロウ。こっちはもう慣れた?」
新しい町に来てこの町が全貌できる場所でくつろいでいたカゲロウに赤毛の女性が話しかけてきた。
「アルカ!お前も休憩か?」
「まあ、そんなところかな。」
笑顔でアルカはカゲロウの側に行く。
「ここ、いい場所でしょう。」
隣のアルカが言う。
気持ちの良い風が吹く。
ふんわりと側のアルカから良い匂いがする。
それに少し、ドキリとしながら
「…ああ。この町、良いところだよな。」
(兄貴がイェンファと一緒に居たいって言うから、ただ付いてきただけだったんだけどな)
「カゲロウとフォルスが来てもう3ヶ月経つんだね」
「もう、そんなに経つのか。
ここは、おいらが故郷だと信じていた鬼妖怪にそっくりだからかな、直ぐに馴染めた。」
「そっか」
にこにこ笑っているアルカ。
「じゃあさ、そろそろ恋人とか要らない?」
………
「……は?!」
アルカの言葉に動揺するカゲロウ
「それって!?」