サモンナイトシリーズの部屋

□君の住む町(完)
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 セイヴァールを出て、二人は列車に乗っていた。

 二人は‥‥彼女と彼は幼い頃から姉弟みたいな関係だった。

 ある大きな事件が起こり、二人の関係は少し変わった。


 ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン‥‥
 線路を走る列車の音。

 二人は隣同士に仲良く座っている。

 「もうすぐ、イェンファの居る町に着くね♪」

 楽しそうな彼女。

 「そうだな。俺も姉ちゃんに会えるの楽しみだぜ」

 それに賛成する彼。

 「黙って行くから、きっとビックリするね!」

 「ああ」

 彼女と彼は大きな事件が起こったときに知り合った友人に会いに行くところだ。

 正確には任務としてなのだが‥‥

 いまだにあの事件は解決しきっていないーーー

 この世界リィンバウムを襲った大事件、全ての世界を飲み込むほどの悪意なるモノ冥土と呼ばれる召喚獣たちが世界各地に飛び散ってしまった。

 その原因を作ったのは彼女の幼なじみだった。

 大元の元凶は仲間たちと力を合わせ砕くことはできたのだが、まだまだ後始末が残っているのだ。


 

 
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