NOVEL

□秘密
2ページ/8ページ

「申し訳ございません…!」
山崎は悔しそうに近藤へと頭を下げた。
「しかし、監察にそんな悪ふざけをする奴がいたなんて。」
「盗まれた薬は三包ですので、一人が全て飲んだとしても一週間で効果は消えるかと思いますが…。」
近藤は唸りを上げて、言葉を発しようにも出てこない様子であった。
山崎も眉間に皺を寄せ、畳に爪を立てた。

次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ