NOVEL
□秘密
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山崎は、女装をする為にある薬を服用していた。
それは男性の中にある女性ホルモンを薬で一時的に活発化させ、
乳房を大きくするというものである。
それが何者かに盗まれてしまった。
こんな秘密が周囲にばれてしまえば大変な事になってしまう。
「何とかしないと…。」
近藤の部屋を後にした山崎は廊下を見つめながら歩いていた。
明日にでも皆の健康診断と偽って調べてみようか。
しかし病気の診断と違い、乳房が大きくなっていなければ判断は出来ない。
「どうしたもんか・・・。」