本棚(混合長編)

□第二話
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結構距離あるな…

「おい。まだつかないのか?」

「ん?ああ、もう少しだ。」

「ん」

「…疲れたか?」

「いや…遠いと思っただけだ」

「そうか…もう少しだからな」





歩くこと10分





「ここだぞ」

「ハァハァ…」

「…大丈夫か?」

「へっ平気だ…」

「…(体力無いな)じゃあ、少し待っていてくれ。」

「んっ」





こんな距離毎日歩いていたら
確実に死ぬぞ…早急に自転車を買うか…
ダメだ…自転車乗れない…
それに、キャラじゃないだろ…

「おい、先生に言っておいたから入っていいぞ」

「ん…岬が担任ではないのか…?」

「ああ、俺はここまでだ。悪いな…」

「ふん!別に…」

「まあ、俺は学園の教員だしいつでも話しかけてくれ。」

「…お前が話しかけてほしいなら話しかけてやる。」

「はは、そりゃどうも。じゃあまたな」

「ん…」





「折原さんー!入ってきてください〜」



ガラッ



「…」

ザワザワ…
あちらこちらから
日本人?
髪の毛白いー!
目も真っ赤ー!
小さーい!



「はい皆さん静かに!じゃあさくらさん自己紹介お願いします。」


「折原さくら。私は小さくない。今度そんな言葉を私に使ったら殺すぞ」


シーン


「はっはい!じゃあ、折原さんはあの空いてる席に座ってくださいね」

「…ん」

















「はっはい!じゃあみなさん!授業を始めますよ〜教科書を出してください!折原さんは隣の人に教科書を見せてもらってください〜」

「…」

あの教師に目玉はちゃんとついているのか…
この変な帽子をかぶって爆睡しているような奴に…




理数科目ならまだしも今回は苦手な歴史だ…
次の長期休みはどうしても帰りたい…

…しかたない



ベシ!!


「いってー!なにすんだよ!!!」


「…教科書見せろ」

「あー?んなの自分のって転校生か!悪かったな!ほらよ!」

「…お前はいいのか」

「いいのいいの寝るから。じゃあお休み〜」

「…」

まあどうでもいいか
























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