虜 〜メロウハニィ〜

□#4 コーヒー事件簿【後編】
2ページ/11ページ



ト「…つー事はお前ら卓球部だな?」

「「「ガビーンッ!しまった!!」」」


勝利を確信して思わずボロをその口からボロボロと。


「違う!俺達はっ」


男達は急いで訂正しようとしたがトシに遮られてしまった。


ト「面は割れた。あとはこの手錠をどうするかだな」

「なっ」

拓「この手錠力ずくじゃ無理だよ。色々やったけど」

「はっ」

ト「カギ隠した所見た?」

ナ「見てないよん」

ジ「んーよく寝た…」

拓「あっ起きた!」



「僕達シカトしてお話しないでっ!!」


トシ達は男達を置いてさくさくと勝手に話を進めていた。
悪気はこれっぽっちもない。彼らは至っていつも通りなだけなのだ。



「つーかお前らさぁ…
自分達の立場わかってんの?どう考えてもこっちのが有利なんだけど」


「「姫っ!」」


どさっとトシ達の前に投げつけられたのは意識を失ったひなだった。


拓「てめぇ!それ以上姫を粗末に扱ったら!」

「まぁ俺らが興味あるのは東條さんだけだから」

ジ「祐貴!」


祐貴はひな同様意識がない状態で縄で両手両足を括られていた。


「縛られてるのにこんなに綺麗で色っぽいなんてね。そそられるよね」


男達は祐貴に近付き、一人の男が祐貴の上に馬乗りになる。
男は手慣れた手つきで、ブラウスのボタンを外しはじめた。


ブラが現になり祐貴の白い肌にはジュンが付けたであろう紅い華が散らばっていた。


「この綺麗な肌に俺の痕残したいね。
お前らは指を加えて見てるんだな」


男はわざとジュンに見せつけるよう祐貴の首筋に舌を這わせた。


ジ「っくそ…」


ジュンは動きたくても動けない。
自分意外のやつが祐貴に触れることですら嫌だというのに……


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ