虜 〜メロウハニィ〜
□#7 ぽにぽに【前編】
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そんなやり取りを見ていたひなに後ろからガンダム君が声をかけていた所を、トシはガンダム君を投げ飛ばしひなを助けた。
それを見た真人は面白そうだと祐貴を泰楽に預けひな達の元へ向かって行った。
真「あれ?なになに?
もしかして2人って付き合ってるの?
そうなの?トシィ」
ト「……さぁ?」
トシはわざと微妙な返事を返す。
真「もし付き合ってないんなら、別に僕と姫がどうなってもいいわけだ。
それとも昔の想いが断ち切れない?」
最後の意味深な言葉はトシとひなにしか聞こえなかった。
ひ「(……え…昔の…想い?)」
ひなが訝し気にしていると急に拓依達が打ち消した。
拓「調子のんな真人!」
ナ「あんまり姫を困らせないでよん!」
『千和!ひなが可愛いからってそれはダメ!
それに何であんな奴連れて来んの!』
祐貴は兄である劉を指差す。
拓「劉さんはともかく、お前はー」
真「いいじゃん。僕だって劉だって次いつ会えるかかわんないんだし、少しくらい楽しませてよ。」
拓依の言葉を手で塞ぎ言った。
ジ「そうゆう事ね」
真「ねっ祐貴」
祐貴に微笑んだのだが祐貴は無言になり俯いてしまった。
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