虜 〜メロウハニィ〜
□#14 白昼夢
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…何で生徒会室に――
亨「…いらっしゃい、そして初めまして」
山近は椅子から立ち上がりひなの前に立った。
亨「キミが編入試験で特Aに入った彼の有名なお姫様だね?」
ひ「えっ?」
亨「私が宗珱学園生徒会執行部会長の山近 亨です。
以後お見知り置きを」
ト「金と私物盗んどいて何かっこつけてんだてめぇは」
亨「来た早々ひどい言いがかりだね。
それより先に謝らなきゃいけないのはキミ達の方じゃないのかな?
昨日ここにハッキングなんてしちゃったんだからさ。
まさかバレてないとでも思ってた?」
山近はジュンと祐貴を見遣る。
ひ「(思ってましたー!!)」
白昼夢
ジ「いや、バレてるとは思ってたよ」
『あんな薄い管理防壁じゃ見て下さいって言ってるようなものよね』
ジ「伺いを立てる前に見られた事を恥じた方がいいんじゃないの?」
「それはここを管理している俺にケンカを売っているのか?
泰楽 ジュン、東條 祐貴」
会計 3年
中込 充
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